* 佐渡ヶ島 自転車旅日誌 *

佐渡ヶ島をチャリンコで巡る旅、旅記録その3。


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3. 佐渡ヶ島 前浜海岸・鴻の瀬 〜 小木港

午後1時。そろそろ小木港を目指して、出発します!
30分間休むだけでも、大分楽になりますねー。




美容や健康によいと話題の、佐渡海洋深層水。
こんな所から汲み上げていたんだ(笑)
さながらガソリンスタンドのよう。




午後からは風が止み、じりじりと日差しが強まってきました。
日焼け止めつけているのに、どんどん腕が焼けるーっッ

暑い中、カモメさんたちも水浴びをしていました。気持ち良さそう♪




寒天の材料になるという、テングサ。多分。

後々、寺泊に住んでいる子に聞いてみたら、意外と価値が高いらしく。
こんな塊なら数万円はするだろうねって。
なるほど、密漁禁止項目にテングサも書かれている訳です(笑)




割となだらかな道が続いたおかげなのか
午後2時10分。赤泊港に到着!




のんびり、穏やか。
佐渡汽船発着所もあり、寺泊と赤泊間は高速船でわずか65分。
今度来る時は寺泊港から来てみようかな?
しかし係員さんに尋ねると、やっぱり自転車や車は
高速船には積み込めないんですって。残念ー。




去る8月1日には、赤泊海上大相撲大会も開かれた模様。
それなりに大きな漁港でした。




午後3時。
海岸線の向こうに、入道雲が現れ始めました。
じき、夕暮れ。急がなくっちゃ!

海岸端の道は細くて、海に面しているためか
時折、一部が侵食され崩れていました。おぉ恐ろしい;
自転車で通っている間、いきなり崩れたりしないかしら(笑)




またしてもありました。密漁禁止の看板(笑)
ちゃんと漁業組合に入らないといけないみたいです。

禁止品目は、以下のとおり。
【あわび・さざえ・なまこ・わかめ・てんぐさ・えご・のり
 ぎんばそう・もずく・つるも・あかもく・たこ・えむし】

へぇぇ、わかめさえもダメなんだ…




赤泊・小木周辺は、酒蔵や味噌蔵も数多くあります。
もちろん試食や試飲も出来ます。
美味しいお酒やお味噌を、是非おみやげにどうぞ♪




午後4時10分。
赤泊からおよそ2時間、ようやく小木港に到着しました!
暑かった…体力ごっそり奪われたよ…

上は、直江津と小木を結ぶカーフェリー・こがね丸。
本数は新潟・両津間に比べて少ないけども、大きなフェリーでした。




小木名物・たらい舟。
これに乗って海を眺めると、本当に海の底が綺麗なのですよ!
海草の森に、ちらちら泳いでいる魚も見えます。
ちょっと不安定なので怖いけれど(笑)

観光名所のため、次から次へとお客さんがやってきます。


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前回は、午後7時ぐらいまでギリギリ自転車を走らせていましたが
今回は小木港を過ぎると、次の温泉街までかなり距離があり。
もう少し進めそうだけど、無理せず小木で宿泊する事にしました。


ところで。
今回の旅で、宿泊しようと目星をつけていたお宿が
実は当日予約は出来ないらしく、急遽探す事に;
じゃらんで検索してみると、相川や両津などは結構あるのに
小木はあんまり無いみたいで。困ったなぁ…

すると、流石観光名所・小木港。
ちゃんと観光案内所があり、相談してみると
係員の方がすぐさま見つけてくれました。
小さな民宿や旅館があちこちあるみたいです。
良かった、野宿する羽目にならなくて(笑)


アットホームな雰囲気の、小さな民宿みたいな旅館に到着。
気さくで親切なおばあちゃんの女将さんが、温かく迎えてくれました。
まるで、田舎の親戚の家に泊まりに来たみたいな素朴感。
よろしくお願いしますー!




泊まった旅館から。
あっという間に、夕暮れです。

平日の為か、旅館に泊まっているのは、何と私一人。
わー貸しきり状態(笑)
旅館の女将さんとその旦那さん、
96歳の元気なおばあちゃんがいらっしゃって(笑)
小木のお話を聴いたり、自転車で佐渡1周しているんですーと
お話しながら過ごしておりました。
や、ホントアットホームであったかい雰囲気です。


小木って昔はもっと広い範囲が海だったけど
どんどん砂浜が広がっていったらしいです。
昔の港の写真も見せて貰いました。
そして、昔はもっと人が大勢住んでいて栄えていたけれど
最近は仕事を求めて、本州へ移り住む人が多いんですって…
過疎化が進んでいるのだそうです…
(確かに、些か不便なところもあるけれどっッ)
こんなに綺麗な島なのに、勿体無いなあ。


さて、そろそろ夕ご飯。
地元で取れたあわびやさざえ、鯛などすんごいご馳走!
サービス精神旺盛なのか、何皿も出てきて物凄いボリューム(笑)
海産物苦手なのですが、獲れたてのお魚は潮の香りがして。
とても美味しかったですv ご馳走様でした。


疲れていたのか、お風呂に入ってごはんを食べたら
すぐに寝入ってしまいました。





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