* 佐渡ヶ島 自転車旅日誌 *

佐渡ヶ島をチャリンコで巡る旅、旅記録その2。


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2. 佐渡ヶ島 両津港 〜 前浜海岸・松ヶ崎方面

この間は両津港で時間をロスしてしまったので、
今回はすぐに出発します!
此処の時点で既に日差しが暑い暑い(笑)
しかし、負けるもんかっッ 小佐渡一周目指して、頑張るぞ!!

前回と同じく、佐渡1周線・県道45号線を通って
まっすぐ小木港を目指します。




いつもは遠くで見かける、能のお面の観光案内板。
改めて近くで見ると、お…大きいっッ(笑)




海岸線といえば、防砂林。防砂林といえば、松林。
塩と砂で家や車が傷んでしまうのです。
しかし緑と青のコントラストが綺麗!




この間来た時よりも稲が育っていて、田んぼが青々としています。
いやあ、夏だなぁ…! 蝉の大合唱も聴こえます。




ふと見つけた、揚羽蝶。
なかなか上手くピントが合ってくれませんで、
十数枚撮ってようやく写りました(倒)




飛び石のある海岸線が、穏やかで綺麗なのです!
海の向こう側は、この間通った内海府。
通った道が遠くに見えるのも、何だか不思議な感じ。




あちこちに祠や神社などがあります。
どこも絵になる美しさ。海岸線はやっぱり飽きないのですv
少しずつ小佐渡の東端、姫崎灯台に近づいてきました。

…どうも、佐渡は岬に近づくと道の傾斜が
どんどんキツくなるようです(ぜえぜえ)
頑張れ、私。




坂道でひぃこら言っている間に、乗ってきたカーフェリーが
もう港を出港し、来た方向へ戻っていきます…早いなぁ(愕然)




風にうねる青稲。爽やかで良いですねえvv
暑かったけど、風が涼しいのが幸い。




草むらの中、ぽつんとたまたま発見。ナナホシテントウ。
こういうのを見つけると、なんか嬉しくなりますv




佐渡100選、そして日本灯台100選にも乗るという
名所・姫崎灯台。
道から少し逸れなければなりませんでしたが
来てみた甲斐はありました!

全体が金属で出来ている灯台の中で
日本で一番古いものなんですって。
たまたま同じ道を走っていたロードバイクの方に教えて貰いました。
白く、ちょっとレトロなデザインが可愛い灯台さんでしたv

しかし、やっぱりロードバイクは早いです。
たまたま会ったのは、新潟から来た年上のお兄さん2人組。
片方は熟練者の方で、何と佐渡1周を1日でやってのけるそう。凄い…!!




小佐渡の東端・姫崎灯台を抜け、佐渡の南側一面
前浜海岸・水津に突入しました!
こちらは折り返し地点を過ぎるとすぐ見えてくる、赤亀岩。

そういえば、ここで野生のイタチを見ました!
すばしっこくて、シャッターには収められませんでした。残念っッ
佐渡は自然に溢れているから、動物が多いんです。
よく道端で、タヌキなどを目にするんですって。




こちらから向いたほうが、分かりやすいですね!
紅い亀のような岩の形がよく分かります。

小亀を助ける為に犠牲になった母亀が、
この岩になったという伝説があるんだとか。

また、その昔水津の漁師・越後屋が大時化に逢い
進路を失っているところ、海から大きな亀が現れ
舟はその背に乗って港に入ることが出来たといいます。
その後、赤亀と名付けられこの祠が建てられた、という由来も。




赤亀岩のすぐ近くにある、風島弁天。又の名を弁慶岩。
穏やかな前浜海岸の中でも指折りの、雄大な景色の岩場です。

案内標識によると、あの義経と弁慶が奥州に逃れる際に立ち寄った、
という伝説があるみたいで。へぇぇ。
道路工事で無くなったけれど、かつて『義経岩』と呼ばれる岩が
道の向かい側にあったそうです。
色んな伝説があちこちにあるんだなぁ、佐渡って。




陽が波にきらめいて、鮮やかに反射する様子が綺麗なのです!
水面が穏やかで、水平線が本当に真っ平ら。
しかし結構風がある為か、波があって海の透明度は以前より低いかな。




それでも、やはり海の透明度と青さは、他とは一線を画しています。
セルリアンブルーからコバルトブルーへ。
グラデーションがとても繊細で美しいですv




こちらの海岸線に来てから初めてのトンネル・大平トンネル。
壁には能の役者さんが彫ってありました。

佐渡のトンネルって、割とこういう感じに
凝って作られているのが多いのですよね。観光地だわあ。




時期外れだけども、何だかとても絵になったので。
短冊と七夕飾りが煌いて、海岸線と凄くマッチしていました。




一匹狼ならぬ、眼光鋭い一匹鴎さん。




所々に小さな集落や漁港はあるものの、殆ど海と海岸線。
あ、自動販売機だけは、数百メートル間隔でしっかりありました。
水分補給大事!




何かと思ったら、消防隊の消火用放水ホース。
良い天気なので天日干しされていました(笑)




しかし、暑いっッ!

日陰が全く無くて、ご飯どころや休憩所みたいな所も全く見えず…
ようやく見つけた木陰で、ひとやすみしつつ。
現在時刻・午前11時50分。
自転車漕ぎ続けておよそ3時間…暑さの為か、そろそろバテてきました;
次、休めるところがあったらお昼休憩にしようっッ




前浜海岸の中間地点・松ヶ崎。屋号の里ですって。
民家にひとつひとつ、木の板の素朴で可愛い
表札?のようなものが掛かっていました。




ようやく着きました…公園と日陰のあるところ!
お昼休憩だーっッ(ばたっ)
ごはんのお店すら見かけなかったので、仕方なく
持ってきたウィダーインゼリーをお昼ご飯代わりに。




ここは松ヶ崎港跡・鴻の瀬と呼ばれる地域。

越後・佐渡間を結ぶ最短距離がこの場所。
自然の良港であり、王朝時代から明治時代まで
廻船の寄港地として栄えていた場所だそうです。
あの日蓮や世阿弥もこの地から上陸したそうな。
歴史を感じますね。




公園は海に面した砂嘴さしで、潮の流れの速い所。
遊泳禁止ではありましたが、とても気持ちのよい海岸でしたv

涼しい潮風と碧い海に、心も体もリフレッシュ!
気力を充填し、午後からの道のりも頑張ります。





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