* 佐渡ヶ島 自転車旅日誌 *

佐渡ヶ島をチャリンコで巡る旅、旅記録その4。


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4. 佐渡ヶ島 大野亀〜相川方面

帰りのフェリーは午後7時。それまで佐渡半周出来るか…
しかし、道のりはまだまだ半分も来ておらず。
更にこれからも坂道の難所が続く模様。
疲れも溜まっているし、今後気温が上がる時間帯。

冷静に考えて、このペースでは到底間に合わない事を感じ取りました。ううむ。


翌日は家に帰って1日休んでよう、と予備日をつけておいたのが幸い。
突発ですが、佐渡に1日泊まる事を決めました!
但し翌日は勤務日なので、無理せず半周でやめて
日中のフェリーで帰る事にしました。真夜中のチャリンコはやっぱり辛かったのです。

という訳で、佐渡汽船案内所に予約変更を連絡。
宿泊場所は…どの辺りまで進めるか見て、もう少ししてから調べよう。
このペースだと、相川辺りかなー。そうと決まれば、いざ出発です!






前回はここで折り返しましたが、今回は更に進みます。
大野亀を別角度で。何だか新鮮(笑)




しばらく進むと、大ザレの滝という場所に着きました。
佐渡名所百選にも乗っているらしいですよ?




…あれ?

どうやら掲示板では、海から見た場合の名所だそうで(笑)
橋の上はものすごい絶壁でしたが、滝自体はあまり見えませんでした。




でもでも、滝の横に聳え立つ崖はなかなかの絶壁でした。




道の途中にあったこっちの滝の方がらしいとは、言っちゃいけないお約束(笑)




佐渡ではトライアスロンも開かれるのです。
その中でも一番長いルートに、この道も含まれるそうで。
その一番の難所が、この『Z坂』と呼ばれる場所。

今回は下りでしたが、反対道は同じくらいの登り道で切なかったです(笑)
ブレーキをかけつつ行かなければ勢い付いて転げ落ちそうな急勾配の坂でした。




しかし、その真上から見た景色は絶景でした!!

苦しい道の分だけ、素敵な眺めが待っているものです。
苦労は報われるんですよーっッ




難所を過ぎ去ってからは、すいすい進めます。
午後3時半を過ぎ、日差しも弱まり。
寧ろ海風でちょっぴり涼しく感じます。




陽も大分傾いてきました。

難所は過ぎたものの、やはり傾斜が厳しく。上り下りの繰り返しです。
しかも湾が入り組んでいるので、似たような景色が続き。
進んでいる気がしないーっッ

なるべく足を進めようと漕ぎ漕ぎ、写真を撮る余裕も無くなってきました(笑倒)
や、景色自体はどこもとても綺麗なんですよ?
…人間、疲れると心にゆとりが無くなるものですねー。

この調子だと、やはり相川かな。
急でしたが、宿泊所の予約もなんとか出来ました。じゃらん便利。
部屋が空いていて良かったー。




『平根崎の波蝕甌穴群』です。
何だか…どこかの教科書だか図鑑で見た記憶が…気のせいか。
横っちょにいくつも穴の開いた、奇妙な岬でした。




午後5時半。いよいよ夕暮れ時です。
夕暮れを見ると、どこか懐かしく寂しい気持ちになりますよね…
ノスタルジック。




グラスボードで有名な尖閣湾です。
夕方じゃなかったら、グラスボード乗ってみたかったなぁ。
小さい頃に来たと親は話していましたが、あんまり覚えていないのが残念。

何にせよ、相川まであと少し!!




ふと横目をやると、わー綺麗…!




夕日が水平線に沈む間際まで見れるのって、実は結構レアだったりします。
水平線が薄い雲で霞んでしまったりしまう為、なかなかお目にかかれないんです。

この日はくっきり雲の無い日だったので、水平線に沈む夕日を見る事が出来ました!




さよなら、また明日。

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入日をじっくり見てから、大急ぎで相川へ向かいます。

午後7時半。
佐渡奉行所や佐渡金山のある、歴史の街・相川に到着です。
予約時刻ギリギリに、何とか宿泊所に到着する事が出来ました。
到着すると同時に、1日の疲れがどっと押し寄せ、すぐに眠ってしまいましたー。

そういや月イチのも実はこの日に来ていた事が、到着してから発覚(笑)
どおりでしんどかった訳だ…何もこの日に来なくともいいじゃないーっッ



ぐっすり眠って、体力回復。明日に備えます。





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