* 2016年初夏 四国ぐるり1周旅! *

四国をぐるり一回りした時の 旅行日記です。


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3.四国ぐるり1周旅 3日目 〜鳴門の大渦・こんぴらさん・しまなみ海道・道後温泉〜



3日目は、徳島まで車を走らせます。
鳴門の大渦を見る為、鳴門市へ。

香川・高松市からは割と近くて、到着するまでおおよそ1時間強。






四国と本州は3つの連絡橋でつながっていますが、そのうちの1つが
この1つがこの大鳴門橋。神戸淡路鳴門自動車道です。
ここから淡路島を通って、向こう側は兵庫県とつながっています。おぉぉ。

橋がかかるまでは、連絡船などを使って本州と行き来していましたが、
海の難所故、数々の海難事故が絶えなかったそう。
そのため、橋を架ける地元の願いが届き、3つの橋がかかったとの事。




鳴門の渦は、大阪湾と播磨灘に、干潮と満潮の差による海の高さの変化から
太平洋から流れ込む水の流れと、鳴門海峡の独特の地形によって起きるそうです。




この鳴門の大渦を、橋の下から眺める事が出来ます!
それがこの『大鳴門橋遊歩道 渦の道』。
大鳴門橋の橋桁の空間に作られたガラス張りの遊歩道から、下の渦を眺めることができます。



毎日干潮と満潮の時間は変わり、渦潮の見ごろは毎日変わります。
さらに、潮位の差が日ごとに変わるので、どの日が渦が大きくなりやすいか変わってきます。
見ごろの時間は潮の満ちホームページでいつでもチェックできるので、
行く前にチェックすることをおススメします!




浮世絵風のポスターがいい感じ(笑)
渦潮を、世界遺産へ推す動きがあるようです。






橋桁の下はこんな感じ。高くて怖っ!!




しかし、景色は抜群です!





海を直接眺められるガラス窓があるのですが……
橋から海面までの高さが45m。高くて怖い!!!
でもここでしか経験できない!と思って頑張って立ちました(笑)



今日は中潮の日。
渦もまるで生まれたての銀河のように、小さく出来ては消え、出来ては消えていきます。



たまに、見事な渦潮を見ることも出来る事が出来ます!




こちらは観潮船アクアエディ。
渦潮のすぐ近くまで行って、間近で渦潮を見る事が出来ます。
こんなに渦潮に近づいて、沈まないで運転できるのってすごいなぁ。




さらに、こんなゴージャスな船までやってきました。
神戸に向かわれる船かな?
途中で渦潮を観にやってきたのでしょうか。
色んな船がやってきては遠ざかっていきます。






大鳴門橋のフォルムは綺麗だなぁ…! 満足!







鳴門の大渦を堪能した後は、次の目的地、香川のこんぴらさんに向かいます。


金刀比羅宮は、香川の琴平山の中腹に建つ、海上交通の守り神として知られる神社です。
こんぴらさんと親しまれ、一生に一度は訪れたいといわれ、全国から参拝客が集まります。

そういえば以前お会いした、佐渡のカーフェリーに務めている方も
年に1度参拝に行かれるって話してらっしゃったな。ふむふむ。











こんぴらさんのお膝元は、表参道でにぎわっています。
平日でしたが、それなりに賑やかです。
タイムスリップしたような古風な雰囲気が素敵v




うどんを釜揚げするお釜に、なんと金魚が!
涼しげで良い感じ。こういう演出はいいなぁ。



おいりと呼ばれるお菓子が入った、カラフルなかわいいアイスクリームが売っていました!

香川のお嫁入りに欠かせないお菓子で、
心を持ってまめまめしく働きますという意味が込められているとか。
香川の方は働き者だなぁ。






ちなみに、こんぴらさんは御本宮までに785段もあり、さらにその奥の社まで1368段あるとか。
疲れてしまうので、途中まで籠に乗っていくこともできます。




名物の舟々せんべいと、いい雰囲気の人形さん。
そういえば、こんぴらさんの近くには温泉もあるそうです。






お土産屋さんをいくつか通り過ぎると、
旧帝国海軍の、海難救助についての資料がありました。
昔使われた地図に、地元の地名が乗ってたりするとなんだか不思議な気持ち。




境内の入り口に到着!
さぁ、ここから785段の石段が続きます。
春には桜で満開になるそう。きっと見事だろうなぁ。





鳥居をくぐる前に、この境内の中で唯一商売を許されているという、
こんぴらさん名物、五人百姓のべっこうあめをここで売っています。

付属している槌で割って食べるようです。ほんのり柚子の香りがして美味しかったです♪












新緑の季節だったので、みどりがとても綺麗でした。






船の神様らしく、大きなプロペラが奉納されていました。
金色がとても綺麗です。






なんと、お馬さんも!
ここの神馬舎は、神様が乗るとされる馬がお世話されています。
白く綺麗な毛並みのお馬さんと、黒く艶やかな毛並みのお馬さんがいらっしゃいました。
銅像も、すらっとして美しい…!





干支の御守りが売っている所もありました。
御利益がありそうです!




まだまだ石段を登ります。
境内の中に入ると少し段差が大きくてきついかも。




こちらは重要文化財の旭社。
ぜぇぜぇ…石段が続き、大分息があがってきました。
それでも、階段がまだ連続していないので、頑張る気力が出るかな。




狛犬も、どこかしら威厳と迫力があります。






励ましのきんぴかの看板が。もうちょっとだ!!
遠くにうっすら御本宮が見えます。





到着!! ここまで登り切った達成感があります。




ここから見下ろすと、香川の街並みも良く見えます。おにぎり山〜。




神楽殿ですって。極彩色の銅鑼もあり、ここで神楽でもされるのかしら。






こんな可愛い犬のおみくじや、御守りもありました。

このように、首に初穂料と道中の食費を入れて、人々に旅の面倒をお願いし、
行けない主人の代わりにこんぴら参りを託された犬がいたんだとか。
それをもじったものみたいです。何と健気なんだろう。




そしてここの巫女さんは、袴が紺色でした!!
巫女さんの袴は白い着物に赤い袴ばかり見ていただけに、新鮮です。

しあわせの黄色い御守りは、この御本宮でしか手にできないので
ここまでやってくるありがたみがあります。






神様のお社は、とても神々しい空気が流れていて、
背筋がしゃきっと伸びる心持ちがします。





参拝して、心の中の靄がとれたようなすっきりした気持ちになりました。
やっぱり神社っていいな。






これから杖をついて登ろうとするお方も。頑張って!



さて、心もすっきり癒されたところで、次の目的地に向かいます。





次に向かうのは、広島・尾道と、愛媛・今治をつなぐ、瀬戸内しまなみ海道です!











いくつもの橋が、島と島を縫うようにかけられた景観地。
青い海に浮かぶ緑の島々、まるでミニチュアの世界のようで
どどーんと広がった海岸線しか知らない日本海生まれの私にとっては
とても新鮮な光景でした。

瀬戸内海に囲まれているから、波も穏やかですし。
天候にも恵まれたおかげか、景色を十分楽しむことが出来ました。
いいなぁ、のどかな雰囲気でいいなぁ。





今治を出立点に、大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島を経て尾道に続く、
総長59.4kmの自動車専用でございます。
脇には自転車・原付の専用道路も併設されていて、本州と四国、島の人たちの生活道路でもあります。

島をつなぐ7つの橋があり、ドライブにはとてもいい景色!
ただ、お値段はETCで片道2,890円と少し張りますのでご注意をば。

ちなみに、ずっと橋を渡る写真を撮れたのは、先輩がずっと運転してくれたから。
ありがとうございます先輩……!!(拝)







渡り終え、広島県・尾道市にまでやってきてしまいました。わぁ。
港の栄えてる場所らしく、船がいくつも停泊していて
船スキィ、港スキィの私のテンションはMAX。
やっぱり新潟の港とは雰囲気違うなー!









寄り道したのが、Onomichi U2という
空き倉庫を利用したスペースです。
これまたモダンな雰囲気で素敵な場所でした。

おしゃれな雑貨や美味しいパン屋さんなどが集まっていて
新しい観光名所になりそう。
おやつにカレーパンを食べました。
やっぱ港と言ったら海軍、海軍と言えばカレーです!
広島には、有数の軍港、呉港もありますし。いつかそちらも行ってみたいです。



もう一度しまなみ海道を渡り、四国側に戻ります。






一番愛媛よりの来島海峡サービスエリアで休憩。
ちょうど夕暮れ時、ここからの景色が一番しまなみ海道の橋を綺麗に撮れます!




ゆるきゃらのわたる君をバックに一枚(笑)




こんなのもありました。
今治バリィさんを見つけて、ちょっと嬉しい私。
スタンプもぺたぺた押しました(笑)




綺麗な橋だな〜…(うっとり)
時期によってはライトアップもしており、よりロマンティックになります。

最近、旅していてふと気付いたのは、自然の風景もそうなのですが、
橋とか建物とかお城とか、建物の美しさに心惹かれることが
意外に多い、という事でした。


たくさんの人たちが長年かけて苦労して作ったものは、美しいよね。





橋の下を、船がいくつも通り過ぎていきます。流石海運の要所。




さてさて、今治を過ぎて、山道を通って数時間かけ、今日の泊まり先の
愛媛・松山道後温泉を目指します!

日が暮れ、暗い中細い山道を通って温泉を目指します。





ようやく到着して、迎えてくれた温泉宿にあったのは
なんとみかんジュースの出る蛇口。

観光用に、ポンジュースの出る蛇口は聞いたことあったが
ここにもあったとは(笑)
流石みかん推しの国だけあるなあ(笑)
味が濃くてまろやかで、とてもおいしゅうございました。




お夕飯も最終宿泊はちょっと豪華にしました!
やっぱ温泉に来たからには旅館がいいよねって事で。



夕飯を食べた後、道後温泉に浸かりに行きます。





千と千尋の神隠しに出てくる、湯屋のモデルにもなったといわれている
道後温泉本館。モダンな作りで、すごく素敵でした…!!
温泉宿が近くて、ここまでは歩いて行けます。




1階の神の湯、2階の霊の湯と分かれていましたが
私たちは1階の神の湯につかってきました。
観光客もいますが、平日故に地元の方と思われる方もいっぱいいらっしゃいます。

これまた、気さくに話しかけてきてくれてくれるんです。
話を聞くと、ずっと毎日ここに通い続けているおばあちゃんも。
道後温泉に毎日通えるなんて、なんて羨ましい……!!


お風呂のお湯は少し熱めでしたが、石造りの湯舟が歴史の深さを思わせる
趣のある、いい温泉でした。



景色や名所を楽しみ、温泉に浸かって癒され、ぐっすり眠ります。
今回の旅、どの時も寝不足なくしっかり眠れたんだよなぁ。




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