* 2016年初夏 四国ぐるり1周旅! *

四国をぐるり一回りした時の 旅行日記です。


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1.四国ぐるり1周旅 1日目 〜土佐めぐり〜

事の発端は、鳴門の大渦を見たいなぁ、と思い立ったことでした。
しかし、流石に突発的に四国まで行くのはなかなか難しいもので。

折角なので、渦潮だけじゃなくて、他の名所も見てみたい!
同じく旅好きな職場の先輩と一緒に、
去る6月30日〜7月2日、四国を1周する旅に出かけてきました!







新潟から四国へ向かう経路は色々ありますが、
大阪・伊丹空港 → 高知龍馬空港 もしくは 愛媛・松山空港行き がベスト。

今回は、午前8時・新潟発 伊丹空港着 の便に乗りました。
プロペラ機ではなかったけど、やや小ぶりな飛行機でした。
飛行機乗るとテンション上がるわ!!




暈も見る事が出来て。幸先良い予感♪




1時間ほどで、あっという間に大阪に到着します。




太陽の塔が、うっすら見えましたよ!!(大はしゃぎ)




乗り換えで一旦ターミナルへ。
大阪と言ったら、やっぱりたこ焼きですよねえ。
たこの人形がかわゆいvvv おっちゃんの大阪弁もいい感じ。




待ち時間も割と少なく、30〜40分ほどですぐ伊丹空港を出発して
高知龍馬空港へと向かいます。接続良いね。




なんかね。雲の形からしてこっちと違うんだ……こう、湧き上がるみたいに、もくもくしてます。




新潟〜大阪 より 大阪〜高知 の方が距離的に近いのか、
搭乗時間は40分程。
あっという間に四国の山々が、雲の隙間から見えてきます。




見えてきました!
曇り空の多い新潟に比べて、カラッとした明るい青空。うん、南国の雰囲気だ。




到着〜!!





空港の名前が、『高知龍馬空港』といいます。


各地の空港の名前は、空港によってバラエティーにあふれてます。

『新潟空港』『松山空港』みたいなシンプルなところもあれば、
『富山きときと空港』 『おいしい庄内空港』 『宮崎ブーゲンビリア空港』みたいなのも(笑)
有名人物や名産物を名前に入れて、インパクトを狙って知名度を上げる作戦ですね!

高知と言ったら、坂本龍馬だもんなぁ。うんうん。
送迎デッキの案内看板はじめ、あちらこちらに、龍馬さんにまつわるものがいっぱいありました。




龍馬さんの銅像がお迎えしてくれました。貫禄あるなぁ。



さて。
四国は電車も通っておりますが、本数も限られていて
観光名所を巡るには、断然車がおすすめ。

縦に長い新潟県を走っていると、他県の県境がやたら近く感じます(笑)
これくらいの距離、村上〜上越を走るよりラクラク!

ということで、レンタカーを借りて、各地を巡ります!
帰りはここの空港ではないのですが、別の営業所で預かってもらえるので便利、便利。
では出発ー!!




道路の脇に植わっている木も、とても南国らしい。




最初に向かったのは、坂本龍馬にゆかりの深い、桂浜です。

桂浜は、かつては勝浦浜と呼ばれていたそうですが、
いつの日からか『カツウラ』から『カツラ』と省略され、
月の名所である事から、月に生えるとされる桂の字を借りて
桂浜 と呼ばれるようになったそうです。





絵になる風景の砂浜、ここで月を眺めたら最高に綺麗だろうなぁ…!!




岬の先にある、鮮やかな朱色の綺麗な祠は、長曾我部時代に築かれたと言われている
『海津見(わたつみ)神社 (もしくは竜王宮)』。
海上安全、漁業繁栄、祈雨祈晴、良縁成就…… などのご利益があるそうです。
流石海の神様。




まるで、浦島太郎など物語に出てきそうな、趣のある海岸。




水が透き通っていて、とても綺麗なのです。
ただし、太平洋に直に面していて波がとても荒く、遊泳はおろか
海岸線で泳ぐことも禁止されています。

観光地の為か、小さいお子さん連れの家族連れも多く、
海岸線に近づき過ぎないように、ひっきりなしに放送がかかっていました。




アイスクリンの屋台もあるよ!
高知の名物のひとつ、アイスクリン。
卵風味の懐かしい味わいと、しゃりしゃりとした食感がさっぱりして、おいしかったです!




そして、桂浜の隣にあるのが、坂本龍馬記念館。
近代的かつ龍馬の名にふさわしい、豪快な建物!
時間の関係上、展示品は詳しく見ず、おみやげコーナーだけ覗いてきました(笑)




心をつなごう シェイクハンドぜよ!!

薩摩と長州を和睦させた功績ゆえ、こんな平和なオブジェが(笑)




坂本龍馬さん実物大の模型もありました。
ちなみに、身長173〜179cm、体重80kgあったと言われています。
当時の体格としては、とても大柄だったそう。

右手をいつも懐に隠しているのは
@鉄砲を持っている
A寺田屋事件で負った傷を隠している
B万国公法(本)を持っている
…と3つの説が言われているそうですが、真相ははっきりわかっていないそうです。

鉄砲とかだったらかっこいいけど、案外ただの癖なんじゃないかなぁ(笑)




記念館の近くにあった、クジラの水飲み場。かわいい。




記念館のある所はちょっと岬っぽくなっていて、
ここからの景色も抜群でした!




桂浜を堪能したら、おなかがすきました。
お昼ご飯を食べるべく、次の名所を目指します!






高知市内には、路面電車が走っていました。
わー初めて見た!! レトロでかわいい!!
色んなラッピングの電車がありました。ANAとかアンパンマンとかローソンとか。

道路のど真ん中を、路面電車の線路が貫いていて、停留所はいつも信号の近く。
そうじゃないと、道路のど真ん中に下されてもどうしようもないもんね(笑)

行先に表示されていた場所は、「ごめん」。 いきなりなんだ。
いや、謝っているわけでなく、そういう地名みたいです(笑)




到着したのは、ひろめ市場。

高知の美味しいものがリーズナブルな価格で、幅広く食べられる市場通りです。
活気のある雰囲気が、とても良い感じ。


のぼりや看板にある、「たっすいがは、いかん!」とは何ぞや。
後々調べたら、キリンビールのキャッチコピーみたいですね。

たすい…土佐弁で、弱々しい、張り合いがない、手ごたえがない

→弱々しく、薄いビールはダメ!→ガツンと来るビールを飲めよ!高知人だろ!!
という意訳らしいです(笑)
ちなみに、全国における高知の飲酒量は、とびぬけてトップです(笑)




こんな感じで、お店が連なる中に、各々自由に座れるテーブルがあります。
買ったものを持ち寄って、テーブルで食べる感じ。自由でいいですねー!
自由に飲めるお水もあるけど、箸やコップなどはお店で貰います。
待合札を持っておいて、お店から料理を運んでくれることも。




やっぱり高知といえばカツオのたたき。
あちこちにカツオのたたきのお店がありました。
藁でその場で焼いてくれます。香ばしくて、いい香り〜!!




カツオの塩たたき丼です。隣はぱりぱりの餃子(笑)

醤油でなく、塩をまぶして、ニンニクと大葉、海苔、生姜をかけていただきます。
こっちで食べるカツオのたたきより、断然鮮度が違います。
まったく血生臭くありません。ジューシーでまろやかでおいしぃぃぃ!!!(感動)

私、魚は割と苦手だったのですが、これだったら断然美味しく頂けます。うん。




かつおグッズの多い事多い事。流石名産品(笑)
さっとしか見なかったけど、どういう加工品があるのか、もうちょっと見ればよかったなぁ。




ひろめ市場を抜けて、市内を少し練り歩いていたら
こんなお洒落なコーヒー店が!レトロで不思議で、可愛いなぁ!

周りの商店街やお店も、活気があり賑わっていて、いい雰囲気なのでした。




かつおのたたきを堪能した後は、日本最後の清流・四万十川を見に行きます!

高速道路が途中までしかないので(土佐IC〜四万十町中央ICまで)
細い道をくねくねくねくね、遡ります。




かつおをもじった看板がかわいいv
おみやげ売り場も、かつおづくしでした(笑)



不覚にもちょっと笑ってしまった。なんか潔くて。
 <見せなくても渡さなくてもかまいません
ここの食堂も、かつおを藁で焼いて提供してくれるみたいです。






捕鯨の歴史もあるため、高知はくじらとも縁の深い地域。
あちこち、くじらのモチーフのものを見かけます。




くじらに会えるまち。
ホエールウォッチングが出来る場所も、近くにあるそうです。





高知市から車でおよそ3時間。
四万十川のある、四万十市に到着!!
おぉ〜、これが四万十川かぁ。

ここから、名所の佐田沈下橋(欄干のない橋…増水の時橋が流されないで済む)を
見に行く予定だったのです



が……


ナビで案内されたのは、断崖絶壁の、ガードレールもない、恐ろしいほど細い川縁の道。
しかも向こう側から車がくる!!すれ違えない!!;怖い怖い川に落ちる!!!

一緒に行った先輩と2人して
「これあの世に導かれているんじゃない?」って話になり
結局沈下橋までたどり着けず、引き返すことにしました(倒)

夕暮れ時の逢魔ヶ時だったからかな……ちょっとトラウマになってしまいました(笑)




気を取り直して、来た道を引き返します。
そして向かう今日の宿泊先は、香川県の高松市。

四万十川のある四万十市・中村〜高知が、128.3km。
高知から高松が、148.6km。うん、結構な距離。

途中から高速道路に乗り、高松を目指して走ります。
高速の途中で、今日の夕ご飯を食べるため、サービスエリアへ。




寄ったのは、南国SA。




そして食べたのは、かつおラーメンとかつおのたたき丼(またか:笑)
…それだけ、高知のかつおのたたきが美味しかったんです(笑)
人生に一度は食べるべき!!(←斡旋中)

かつおラーメンはかつおだしが効いているのか、ちょっと甘めの出汁で
まろやかな味わいでした。

こっちのかつおのたたき丼は醤油ベースでしたが、
やはりたっぷりのにんにくとしょうがと大葉が添えられていました。

私の地域では、かつおのたたきにはにんにくは入れないのですが、
ピリッとして味が引き締まりますね!今度おうちでも試してみよう。



気付けば、夜の帳が降り、空は真っ暗。

高知から香川は(一部愛媛を貫きますが)山に挟まれています。
空気が綺麗なためか、空を見上げると、星がきらきらと鮮やかに瞬いていました。

そして、香川に近づけは近づくほど街の明かりが煌びやかに。
高知は山が多くて素朴な街ですが、香川・高松は都会って感じ!
平野が多いから、開拓されているみたいです。

夜の9時ぐらいに、宿泊先に到着〜。
旅館ほどではないですが、綺麗でコンパクトなホテルでした。
おふろに入って、明日に備えて、おやすみなさい。





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