* 2016年初夏 四国ぐるり1周旅! *

四国をぐるり一回りした時の 旅行日記です。


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2.四国ぐるり1周旅 2日目 〜香川 うどん・瀬戸内海・直島めぐり〜



2日目は香川・高松から。

県庁所在地の高松市は、洗練された都市なイメージ。
緑がたくさんあり、尚且つ商店街も発展していて、ほどよく整備されています。
栗林公園などの観光名所も近くにあり、海も近い。

とても住みやすそうな街でした! 先輩はここに住みたいと連呼(笑)



香川といえばうどん。
本日はまず最初に、うどん店へ向かいます!

弘法大師空海が、中国からうどんの製法を伝えたのが、讃岐うどんの発祥と言われています。
香川は大きい川がないためか、降水量の関係か、とにかく水不足に悩まされる地域。
そこで、水を多く使う稲作よりも、より少ない水で耕作できる小麦の栽培に適していたようです。
良質のいりこもよく獲れたのも、よい出汁をとるのに一役買ったとか。




香川は、このようななだらかな形の山が多く、まるでおにぎりのような形です。
こんな形の「THE・山!」って感じの山って初めて見たので、なんか面白い(笑)

侵食されにくい安山岩の上に、侵食・風化しやすい花崗岩の地層が重なり
上だけ侵食されて、このような形になったそうです。




さぬき と たぬき を掛けているのかしら?(笑)
そういえば、四国に有名な狸伝説があったな。
島だと狐がいないから、狸の楽園になる話は、佐渡でもあったなぁ。




うどん店の目の前にありました。
四国霊場第76番 別格本山 金倉寺(こんぞうじ)

道を走っていると、お遍路の衣装・白衣を身にまとい
歩いて巡っているお遍路さんらしきご一行を、あちこちで目にしました。
四国の霊場八十八ヶ所・全行程およそ1400km。
なかなかに大変だろうなぁ… お遍路さんふぁいお!




んで、お向かいにあったのが、今回お目当てのうどん店。
釜あげうどん 長田 in 香の香 。
うどん店はいっぱいあったけど、釜揚げうどんが有名なここにしました。






うどんタクシー!!
標識のところに、うどんが飾ってあるかわいさ(笑)
うどんの名店を知り尽くし、食べ方を伝授してくれる
うどん専任ドライバーが案内してくれるそうです(笑)

行列ほどではないけれど、
うどんめぐりの方か、ご近所の方か、結構車いっぱい止まっていました。
到着したのは朝9時半だったけど、朝からうどん食べる人いっぱいいるのね。




中はこんな感じ。涼しげなところで食べるテーブルもありました。



これ、出汁の瓶です(笑)


お店に入ると、メニューにいろいろなうどんの内容が。
釜あげ、冷やし、たらいなどなど。うどん用語、色々あるようです。

・釜あげ…麺をゆで汁ごと器に盛り、つけ出汁で食べる食べ方。
・かけ…麺にあたたかい出汁をかける
・ぶっかけ…濃い目の出汁を、麺に直接注ぐ
・冷やし…冷たい麺に冷たい出汁を注ぐ

たらいはお値段がとびぬけていたので、たぶん大人数で食べる用?

うどん(温) か うどん(冷) のどっちかしかメニューで見たことなかったので
種類の多さにびっくり(笑)




きましたきました!
釜あげうどん、とろっとしていてすごく優しい味。
出汁もいりこが効いていて、深い味わい。
するするっと食べられました!!

お値段も210円とお手頃。
香川の方が県外に行ってまず驚くのは、うどんの値段の高さなんですって(笑)

他にもうどん店巡りをしたかったですが、時間の都合上、今回はここだけ。





面白いお店の名前を見かけたら、撮らざるを得ない(ぉ)



香川を走る私鉄、ことでんのキャラクター・イルカのことちゃん。
可愛いなぁvv







さて、次に向かうのは、瀬戸内海に浮かぶ島・直島。

島のあちこちに美術作品が建ってる、アートの島です。
瀬戸内海をフェリーで旅したかったんだ…v

高松港からフェリー・高速艇が出ており、510円で50分程で行く事が出来ます。
本数が限られているので、ご注意を。




港からアート作品が待ってます。おぉぉ。
この鮮やかなオブジェは 「 Liminal Air -core- 」 (作:大巻伸嗣)
虹色で綺麗! 青い海とマッチしています。






色んな船が見れて眼福だぁ…v(←船・港スキィ)

高松港からは、あちこちの島にフェリーが出ています。

・小豆島(オリーブが有名な、一番大きな島)
・豊島(直島と同じく、アートの島)
・女木島(桃太郎の鬼ヶ島のモデル)
・犬島(直島・豊島に並ぶ、アートの島)
・粟島(新潟の粟島と同じ字!)
…などなど。




これが今回乗る船。
アートで世界的に有名な島のためか、外国人観光者も多く見かけました。
トランクを持っていく方が多く、泊りがけでいくんだろうなぁ。






船の内部はこんな感じ。
瀬戸内海の島々を見たいので、甲板のベンチに座っていました。




高松港を出港〜!




甲板にきりんが乗った、とてもポップでかわいらしいフェリーも!
いいなぁ、あれ乗りたい。

















しばらく、船旅をお楽しみください。
一枚目の台形の島は、源平合戦の舞台・屋島。
歴史を感じるなぁ…!!

香川のおにぎり山と違い、こちらは安山岩の硬い地層から成るので
メサと呼ばれる、このような形になったそうです。

瀬戸内海は本州と四国に挟まれているおかげなのか、波があまりなく
穏やかな海でした。
船が頻繁に往来しているのも、なんだか新鮮。

島と島の間がとても近い。向こう側の海岸が見える!
まるで泳いで行けそうな距離ですね!




あっという間に、直島に近づいてきました。




港から、いきなりアート作品が。







水玉アートの先駆者、草間彌生さんの作品「赤かぼちゃ」です!
屋外アートの凄さって、周りの風景と違和感なく溶け込んでいるところなんだよなあ。



内部も水玉!! 穴があちこちあって、そこから差し込む光も水玉。




直島の見どころな美術作品のひとつなのか、バスのラッピングも赤かぼちゃ(笑)

島を巡るには、レンタサイクルか、バスが定期的に出ています。
割と広い島なので、バスの方が楽かもね。
ただし時間が限られており、乗車人数も多い場合があるのでご注意。




観光案内所もなんとアート作品のひとつ。
ガラスと直線の美しい建物が、とてもスタイリッシュ!!
おみやげ売り場には、直島の名産品が、たくさん売ってました。






島のあちこちにある、アート作品の数々。おぉ、アートの島だなぁ。






こんな感じで、古風で素朴なおうちがあちこちにあります。雰囲気良いです。













こちらは、大竹一朗氏が手掛けた観光名所のひとつ、「直島銭湯 Iv 湯 (あい らぶ ゆ〜)」。
うん、いいネーミングだ(笑)その名も、入浴できる美術館。

外観からしてぶっとんだ奇抜なデザイン!
折角なので、お湯にも浸かってきました。

内部の撮影はだめでしたが、こう、古き良き昭和(笑)な、面白い空間でした。
洗い場のカラン、トイレの便座、湯船に至るまで、不思議なワールド(笑)
でっかい象がいます。

オリジナルグッズもあり、手ぬぐいや入浴セットがとにかく可愛い。
直島銭湯のTシャツを着た方も多く見受けました(笑)
私は、内部の写真を掲載したミニ本を購入(笑)




番台のご夫婦も、気さくな方でとても話しやすかったですv
許可を得て撮影させていただきました。




直島は「にゃおしま」と売り出している程、猫が多い島のよう。
観光客にも動じない、人慣れしたにゃんこが道端にいっぱいいました。かわいい。
おみやげグッズにも、猫をデザインしたものがたくさんありました。



アイスクリーム屋さんのメニューのポップにも、デザイン性が感じられるなあ。




各店に飾られている『のれん』がポイントだそう。
確かに、島にあるお店、民家、それぞれおしゃれなのれんがはためいていました。




あんまり、アート作品を眺める時間がなかった…
こちらは、古民家を利用した空間作品・家プロジェクトのひとつ、角家。
島の中に、7件こういったところが存在するみたいです。








それでも、街角のあちこちに、アートを感じさせる標識やらひと工夫が。
小技が効いているね。









小腹がすいたので、お食事処へ。
直島は、おいしいお店もいっぱいあります。
観光で食も充実していると、2倍楽しめますね。流石観光名所、分かっている。

入ったのは、玄米喫茶・あいすなお。
玄米を使った、スローフードを提供する、古民家風の素敵なお店です。




注文したのは、冷や麦定食。玄米おにぎりに、小豆島名産の冷や麦。
胃に優しい味だ…v



ちょっと笑ってしまった(笑)香川県の啓発活動の意識の高さに。
そうか…野菜摂取量が不足しているのね(笑)
きっと、炭水化物摂取量が多いのでしょうか?(←うどん)




こういうボードにも細やかな心配りが。愛がとうございます♪








ぷらぷら歩いていると、空き缶アートのお店が。
おぉ、アイデアだなぁ。
こういうアートを身近に感じる事の出来るお店がぽっとあるのもよいですね。
それにしても楽しそうな空き缶たち(笑)




こちらは、カフェ・コンニチハ。ネーミングセンスが良いね!



道を抜けて、裏の港に出ると、牧歌的な雰囲気。
アートな島だけど、こういう素朴な漁村の一面もあるのね。
のどかな時間に癒されます。



直島の名産・塩を使った、塩サイダーをいただきます。
あっという間に時間は過ぎ、帰りの船の時間に。




またね、直島!
港で赤かぼちゃを見てた人達が、手を振ってくれました。













帰りの船旅〜。
夕暮れ時の瀬戸内海もいい感じ。



瀬戸内海の向こう側に、坂出〜倉敷をつなぐ、瀬戸大橋がうっすら見えます。




あっという間に、高松港が見えてきました。



夕暮れ時の灯台は絵になります。




行きとは違う表情を見せてくれるオブジェ。

向こうに見える船も、何気に水玉模様(笑)
草間彌生さんの水玉作品をインスパイアしているのでしょうか。






帰りに、港の近くにある玉藻公園(高松城跡)にぷらり。
中は拝観料を払わないと入れないのですが、お堀だけ見てきました。
お堀に、海の水を引いているので、かにがいました。










琴平電鉄の駅と、マスコットキャラクターことちゃんのラッピング電車。
うどん食べてる! ぞぞーって効果音がいいね(笑)







夕ご飯は、丸亀商店街に出撃。
とてもおしゃれな商店街で、新たな観光名所として売り出し中だとか。
色んなお店があって、とても発展していました。今でいうモールみたいな感じ?

せっかくなので、香川の名品・骨付き鳥を食べました!
香川の名産品はうどんだけじゃないよ!(笑)

他にも、讃岐和三盆のお店だったり。いろいろありました。
ふと見かけた和菓子屋の宣伝が可愛かった。か〜ま〜ど〜♪



2日目も同じホテルで就寝。ぐう。
しかし、割とあちこち朝早くから巡っているおかげなのか、よく眠れます。
睡眠で回復!!





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