* 2018年 仙台 弾丸ツアー! *

仙台へ向けて、1人旅した時の日記です。


No.1 / No.2 / No.3


瑞鳳殿と、青葉山と、学会。

さてさて、仙台市内に戻ってきました。
時間は2時半を過ぎてしまいましたが、まだまだ観光する時間はありますよ!


仙台市内には、仙台城跡や瑞鳳殿、博物館や美術館、大崎八幡宮、
ケヤキ並木の美しい定禅寺通り、壱弐参(いろは)横丁など、様々な見どころがあります。

それらの観光名所は微妙に離れていて、徒歩で行けないこともないのですが
効率よく回るためにあるのが、この市内循環観光バス・るーぷる仙台です!




レトロな外観の可愛らしいバスが、平日だと20分おき、休日だと15分おきに
くるくると名所を巡ってくれます。




1日乗車券は620円。地下鉄乗り放題を含めると、900円。
仙台駅にある案内所でゲットできます。これがあると、市内観光はとても便利!

但し、最終便は16時台でなくなってしまうので、お帰りの際はお気をつけて。





橋を越え、まず向かうのは、伊達政宗公の眠る、瑞鳳殿。
仙台駅からるーぷるに乗ると、わずか10分程度で到着します。




到着してまず立ちはだかるのは、御霊屋までの長い坂道。
ここも過去に家族旅行で来たそうな。全く記憶にございません…(笑)
へばりそうになりますが、一段一段頑張って歩きます。










こちらは手前にある瑞鳳寺。
緑に囲まれ、どこかひっそりと、静寂の時が流れます。









石段を登っていくと、いよいよ瑞鳳殿の入り口に。
ちなみに入館料が必要ですので、ご注意あれ。




竜のお口の手水場で、手を清めます。







涅槃門をくぐり抜け、石段を登っていくと……





伊達政宗公が眠る、極彩色に彩られ様々な彫刻が施された、瑞鳳殿に辿り着きます。

瑞鳳殿は寛永14年(1637年)に造営された、伊達家の墓所でもあります。
亡き正宗公の命で、経ヶ峰と呼ばれるこの地に埋葬され、瑞鳳殿が建てられます。

昭和20年の空襲で一旦焼失してしまいますが、昭和54年に再建され、今に至ります。









竜の瓦、豪華絢爛な極彩色の彫刻、本当に見事です…!!

ここで説明されていた方の話だと、ここに使われている鮮やかな青は
遥か遠い中東地域から輸入したラピスラズリなんだとか。




ちなみにこちらは、焼失を免れた、前の瓦だそう。
その御利益を預かろうと、何人もの方々が竜の頭をなでていくそうです。
私も、なでなでさせて頂きました(笑)









瑞鳳殿の奥には、2代藩主・伊達忠宗公の御霊屋である、感仙殿が、
そしてそのお隣には、3代藩主・伊達綱宗公の御霊屋、善応殿があります。
どちらもとても見事な佇まいです。

伊達家は現在まで存続していますが、過去にはお家の存続の危機が
いくつもあったそう。それでも、それまでの功績の大きさから、
お家を護って、今まで続いてきたそうです。


今では、伊達政宗公は仙台市のシンボル。

仙台の皆さまは、この地を発展させてきた伊達家を、
きっととても大事に思っているんだろうなぁ。







さてさて、るーぷる仙台に乗って、次の目的地に向かいます!
次は青葉山にある、仙台城跡です!




青葉山には、護國神社もあります。
おっきな鳥居をくぐり抜け、山の上へと向かいます!





石垣がとても立派です!

ぴしっとまるでパズルが綺麗にはまったように、
こんなに整った石垣を見るのは初めてです!




残念ながら城はもう存在しませんが、城があった場所にそれぞれ
お部屋の名称と目印が。




こちらが上段の間・伊達政宗公がお座りになったとされる場所。
ははー!(深々)




さらにこちらは、徳川家や天皇がいらっしゃった時にお座りになった、上々段の間。
場所だけでも、何となくありがたみがあります(笑)




そして、私が仙台に来たかった一番の目的が、ここです!!




青葉山・仙台城跡に佇む、伊達政宗公の像!!
感動のあまり、言葉が出ない…!!(ふるふる)

周りの皆さまも、ここが一番の目的な方が多いようで、
るーぷるから何人も何人も降りていました(笑)




正宗公は、後ろ姿もお美しいですよ!
や、本当に綺麗な像でした。




ここから仙台の街並みが一望できます。
夜にはライトアップもされて、とても綺麗なんですって。




『荒城の月』で有名な、土井晩翠先生も、仙台のご出身。
記念碑がありました。
ここでは30分ごとに、荒城の月のメロディーが流れるそうです。




奥へと進むと、宮城縣護國神社があります。
明治以降、国の為に命を捧げた御霊を奉る神社です。
とても綺麗なお社でした。






本丸跡、正宗公の像と、シンプルな仙台城跡ですが
過去の姿を今に伝える資料館もあります。

発掘された品々から再現されたのは、豪華な装飾品、調度品。
綺麗なお城だったんだろうなぁ。






仙台のゆるキャラ、伊達政宗公をモチーフとした、むすび丸。
あちこちに彼が描かれたのぼりがありました(笑)

〜笑顔が咲くたび、伊達な旅〜
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さてさて、帰り道のるーぷるがほぼ満員になってしまいそうなので、
徒歩で行ける地下鉄乗り場まで、歩く事にしました。









石垣を眺めながら、青葉山を下っていきます。
それぞれ、少しずつ石垣のつくりが異なっています。




こちらは、大手門跡と脇櫓。
戦火で焼失しましたが、脇櫓は昭和42年に再建されました。




街道には、伊達家の家紋である九曜が象ってあります。
ちなみに、家紋の使用は伊達家の承諾が必要だそう。

これを設置する為に、市が承諾を得たそうです(笑)





仙台城跡の最寄りの地下鉄の駅は、国際センター前駅です。




ちなみにこの国際センターが、翌日向かう学会の会場でした。
誰も居ない所をぱちり。

裏側の搬入口からはトラックが荷物を搬入していたり、
建物の中では、明日の学会の準備をしている様子が見えました。お疲れ様です!




仙台の五色沼は、日本のフィギュアスケートの発祥の地なのだそう。
ここを活動拠点としていた、羽生選手や荒川選手の記念プレートがありました。






さてさて、地下鉄に乗って一旦仙台駅へ向かいます。
地下鉄が整備されていると、交通も便利だよなぁ。いいなぁ。




たまたまやってきたのが金曜だったのですが、この週の土・日で
定禅寺ストリートジャズフェスティバルが行わるのでした!

あぁぁ、宿泊場所からも近いし、行きたい…!!
しかし学会の時間とドッキングしちゃうなぁ。




仙台駅に到着したら、お昼ごはんを取っていなかったので
かなりお腹がすいていました。




とりあえず何か糖分を!
仙台に来たら、まずずんだスイーツを食べるといいよと勧められていたので
ずんだ茶寮のずんだシェイクを頂きました。

優しいずんだと、ミルクの風味がきいてて、とても美味しい!!(感動)
あまりの美味しさに、おやつにずんだもちも買っちゃいました(笑)

熟する前の3〜4日の若い枝豆を収穫し、その枝豆を使って作る枝豆の餡がずんだ。
ずんだとは、「づだ(打った豆)」がなまって、ずんだになったそうです。





そして、仙台に来たからには、やっぱり牛たん!!
牛たん食べ歩きマップなるものが、駅とかに置いてあるのですが、
もう歩き回るの疲れたよー…

という事で、仙台駅の3階にある牛たん通りにいくつか美味しいお店があるので
そのうちのひとつ、『喜助』に入りました。


仙台の牛たんは、昭和23年に佐野さんという方が始めた太助というお店が発祥。
厚切りにした牛たんを塩コショウでシンプルに焼き、麦飯と、ねぎのたっぷり入った
テールスープの3つが定食としてつくのが定番です。
店によって、焼き方やサイドメニューが異なりますが、仙台を代表する味。


こちらのお店は、観光客や仕事帰りのサラリーマンなどでごった返しています。
回転も早い早い。カウンターで、あっという間に出来上がった牛たん定食を頂きます。

私はたれ味が好きなので、塩・たれ・味噌の中からたれを選びましたが、
やはりお勧めはシンプルな塩味だそうです。

隣の奥さんが注文していた、たんシチューも美味しそうだったなぁ。



牛たんを食べ終えると、チェックインに丁度いい時間になってきたので、
この日は地下鉄に乗って、予約していた宿泊先へ行き、ぐっすり眠りました。
やっぱりおふとんはありがたい。うん。




翌日!学会参加ですよー!
とはいえ、どのプログラムに参加するかは自由で、入場時間制限もないので
ゆっくりゆっくり支度を整えて向かいます。






るーぷる仙台を購入し、バスに乗ろうと思ったのですが……
流石土曜日。15分間隔なのに、次から次へと乗る観光客。
そういえば、ジャズストリートもあったもんなぁ。

地下鉄に路線変更です。




全国からいらっしゃる方々へのおもてなしに、七夕祭りの吹き流しがお出迎え!




うわー、いっぱいだぁ!
聴きたい講演を目指して、プログラム片手に歩き回ります。
面白い内容ばかりで、あっという間に時間が過ぎ去っていきます。

丁度、同じ職場からやってきた子とも会う事が出来ましてv
一緒に企業ブースもめぐってきました。
摂食・嚥下をテーマにした学会故に、食べやすさに工夫した嚥下食の製品がいっぱい!
ここぞとばかりに色々頂いてきました(笑)

やわらかく工夫された、入れ歯がない人でも食べられる漬物とか、
栄養価の高い、かぼちゃプリンから配合の割合次第でスープ、サラダと応用できる製品とか。
あんまり美味しくないっていうイメージでしたが、最近の製品はぐんと良くなってるんですねぇ。






ランチョンセミナーは申し込まないと入れないのですが、裏技で
キャンセル待ちの列に早めに並ぶと、ラッキーな事に入る事が出来ます。
今回も入る事が出来て、美味しいお弁当を頂き、面白い講演を聴いてきました!





さてさて、あらかた講演を聴いたら、いい時間に。
帰りは新幹線で指定席のきっぷをとったので、早めに切り上げます。

会場の近くにあった屋台で、焼き笹かまぼこを頂きます♪
香ばしくて美味しい〜v




なんだかんだで、あっという間に仙台を離れる時間です。
歴史もあり、食べ物も美味しく、いい感じに発展していて、良い所でした!
またね、仙台!!




東北新幹線で、一旦東京方面へ向かいます。
同じく東京方面に向かわれる方がいっぱいいらっしゃいました。土曜日だもんね。




合図し合う駅員と車掌さん。
私、新幹線の車掌さんの白い制服、凛々しくて好きなんだよなぁv




途中の駅のポスターにあった、イカ釣り漁船の漁師・ゲンさんの1日が面白かった(笑)






乗り換えの大宮駅では、色んな新幹線が見れて楽しかったです!
乗り換え場所も、新幹線の名称・絵・カラーで分けていて、見やすい!




馴染みのMAXとき号。この車体の青とピンクのときカラーを見ると、安心するんだよなぁ。

21時過ぎに、うちに帰る事が出来ました。
お疲れさま&おやすみなさい!





学会を目的としては居ましたが、今まで東北地方へ赴く事は殆どなくて。
久々の1人旅、しかも初めての夜行バス。
ちょっと前より臆病になってしまっていましたが、眠っていた冒険心が、久々にくすぐられました。

旅する場所は、それぞれの地域によって感じるカラーが異なっているのですが
仙台は、歴史を大事にした、ストイックでおしゃれな街でした。

そして、やや大げさではありますが、ひとの命というものに、少し向き合う時間になったかな。


自分にとって、成長する旅でした! ありがとう仙台!!






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